小さな会社のPRのヒント

お金も知名度も権威もない無名の協会がとった苦肉の索とは?

Pocket

3e94e7cf9b4516b9c6e1fc0be8e64999_s

PRコンサルタントの武井由美子です。

毎年この時期になると、メディアを賑わす今年の漢字。
今年は安全保障関連法案の採決に国民の関心が高まったことなどを理由に「安」が選ばれました。清水寺の本堂舞台で行われる森清範貫主による「今年の漢字」揮毫は、いつ見ても迫力がありますよねー。

これを見ると、今年も色んなことがあったなぁとか、自分自身の今年の漢字はなんだろうとか、自然と一年を振り返るきっかけになります。

ところで、このイベントが始まったのは今から20年前。そもそもは、日本漢字能力検定協会のPRイベントでした。今でこそ「漢検」と言えば、数百万人が受験する検定試験ですが、1995年当時は、お金も知名度も権威もない全く無名の協会。

お金のかからない方法を模索して立ち上げた企画が「今年の漢字」だったそう。これが見事に当たったんですね。

 

お金をかけずに知恵を出して大当たり

とにかく「お金がない」ということで使った方法が
・全国の新聞に読者プレゼント記事を掲載してもらい「国民の意見」を集めた
・集まった漢字をランキングで発表した
・漢検幹部の人脈に頼って清水寺にお願いした
というもの。

読者プレゼントといっても、わずかな図書券とボールペンなどのノベルティグッズだけ。この時は約9000通が集まったそう。9000人の意見なら十分に国民の意見として発表できますよね。

そして、舞台演出のお金がないから、ツテのあった清水寺に頼み込んだのだとか。まさに困ったときの駆け込み寺ですが、漢検の必死な想いが通じたのかもしれませんね。

そんなこんなで実現した「今年の漢字」。清水寺で貫主が「今年の漢字」を大書するというビジュアルをテレビが放っておくはずがありません。年末定番の「一年を振り返る」企画にもピッタリはまって今ではすっかり年末の風物詩となったんですね。

おかげで漢字に対する関心が高まり、当初のPRの目的だった「漢検」もブームになるほど受験者も増え、今では知らない人がないほどです。

すべては、お金がないなりに知恵をかけてPRしたことから始まったこと。
PRには、こんなふうに世の中を巻き込んで大きなブームを創りだす・・・そんな力があるって思ったら、なんだかワクワクしてきますよね?


プレスリリースを学んでみたい方はこちらがオススメ!

プレスリリースの基本がマスターできる
7日間無料メール講座
小さな会社のプレスリリース入門講座

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

7日間無料メール講座

7日間でプレスリリースの基本をマスター!

☑ PRの基本的な考え方
☑ PRに大切な5つのステップ
☑ メディアの選び方
☑ プレスリリースの書き方
【特典】特製プレスリリーステンプレート進呈


小さな会社のプレスリリース入門講座

 

最近の記事

ページ上部へ戻る